◇ 日本公庫・食の志向調査② 国産食品「高い」イメージが上昇

 日本公庫(㈱日本政策金融公庫)の農林水産事業本部(旧農林漁業金融公庫)による「消費者動向調査」結果の2回目は、「国産品かどうかを気にかけるか」。「気にかける」割合は前回調査から横這いで推移。長期的には減少傾向となっている。国産食品に抱くイメージとして「安心である」をあげた割合は6割強。また国産食品の価格に「高い」イメージを抱く割合は上昇し、逆に輸入食品に「高い」イメージを抱く割合はわずかながら減少。昨今の物価高騰の影響が反映された格好だ。

 「国産品かどうかを気にかける」割合は、66.0%(前回調査比▲0.3ポイント)と、ほぼ横這いに推移。だが令和2年(2020)1月調査と比べると▲8.6ポイントと、長期的に見ると減少傾向にある。年代別に見ると、高齢層になるほど高くなる傾向にある。

 あくまでイメージとして、国産食品の価格に「高い」イメージを抱いている割合は上昇、逆に輸入食品に「高い」イメージを抱いている割合は下落した。安全面でのイメージは、国産食品・輸入食品ともに横這いで着地している。

 だが「割高でも国産食品を選ぶ」割合は、若干ではあるものの上昇した。「国産品へのこだわりはない」割合は、ほぼ横這いに推移しており、こだわらない層が一定数いることが分かる。

 調査は1月、インターネット経由で20~70歳代の男女2,000人を対象に実施したもの。

ごはん彩々

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