◇ FOODEX出展紹介②米穀機構ブース

 3月11日~14日、東京・有明の東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開かれている「FOODEX JAPAN 2025」の出展紹介の続報。今回は米穀機構(公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構、福田晋理事長)のブース。

 「こんなに拡がる、米粉の世界!」をテーマに、「著名」なシェフやスイーツプランナーによる米粉レシピの実演PRコーナーや、米粉製造・販売事業者6者による製品紹介を展開。本紙が実演PRコーナーを取材した時には、延べ50人ほどの人だかりが出来ていた。

 米粉製造・販売事業者による製品紹介は以下の通り。

【熊本製粉㈱】
 「日本の米粉製造業者で〝初〟となるグルテンフリー認証を取得」を前面に、グルテンフリー米粉商品をPR。小麦を含めた食品8大アレルゲンの持ち込みを禁止した、厳格な品質管理体制の専用工場で生産しており、業務用・家庭用ともに「需要の高まりを感じている」という。ブースでは「グルテンフリーケーキ」などを提供している。

【小林生麺㈱】
 昨年販売を開始した「なちゅるん」などをPR。国産米粉を使ったアレルゲンフリーの米粉麺で、乳幼児が食べやすいサイズにカットしている。調理方法は、お湯を注ぐか水を注いでレンチンするだけ。これまで米粉麺は、お湯から戻すにしても時間がかかるのがネックとなっていた。同社は、その時間を約半分に短縮。その技術を活かした米粉麺商品を多く展開している。

【全農】
 JA全農ラドファ㈱、全農パールライス㈱、JA全農インターナショナル㈱の3者による共同出展。JA全農ラドファ㈱は、パックごはん商品「農協ごはん」「農協ごはん発芽玄米」「カレー専用極めごはん」を展示するとともに、試供品を配布。全農パールライス㈱は米粉商品の試供品を提供し、同社ウェブサイト上に掲載した米粉レシピをアピールしている。

【TRONC(トロン)】
 過熱水蒸気式還元調理機(オーブン)を製造販売するコスモバイタル㈱の技術者が立ち上げた組織。スーパーフードを使った米粉パンを展開しており、28アレルゲンフリー、食品添加物フリーが特長。銀座のフレンチレストラン「アピシウス」や上野ノーガホテル、外資系企業の社員食堂などに採用されている。

【㈱波里】
 「お米の粉のパン粉」などをPR。米粉の「油切れがよい」「油のギトギト感がない」特長を活かした商品を多く展開しており、油の吸収性が低いことから、油の使用量を減らすことができ、「コストカットに繋がる」とアピールしている。

【みたけ食品工業㈱】
 2月10日に販売を開始した米粉ミックス商品「レットゥミックス」などをPR。パッケージに、フィンランド発の絵本・アニメ「ムーミン」のイラストを施した商品で、〝レットゥ〟とは、フィンランドの伝統料理を指す。同社の〝自然を大切にする〟との想いがムーミンの世界観に合致、今回のコラボに至った。パンケーキやクレープとしても。

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