◇ FOODEX出展紹介③SYOKUSAN、USAライス連合会
2025/3/12/ 16:00
3月11日~14日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれている「FOODEX JAPAN 2025」の出展紹介の続報。最終回は㈱SYOKUSANとUSAライス連合会。
【㈱SYOKUSAN】(北海道札幌市)「オール自社ブランド」を謳った米粉バウムクーヘンをアピール。今回展示したのは7種類で、「北海道産黒うるち米」や「南幌町産ビーツ」、「仁木町産りんご」など、北海道ならではのフレーバーにこだわった。
原料米はきらら397と高アミロース米「北瑞穂」で、深川市内の生産者との契約栽培によるものだ。また、岩見沢市の自社工場(専用ライン)で湿式気流粉砕による製粉を行い、バウムクーヘンへの加工、最終的な店舗・EC販売までを自社で完結しているという。それによる「各層のニーズ把握」が事業としての強みの一つだと語る。
ブースは輸出関連のエリアに構えたが、「日本国内でもグルテンフリーへの関心の高まりを感じており、国内外問わず商談に結び付けていきたい」と意気込んだ。

【USAライス連合会】アメリカ・カリフォルニア州で主に栽培されているジャポニカ米「カルローズ」をアピール。カルローズは日本産米のような短粒種とタイ米など長粒種の中間にあたる中粒種で、軽い食感とアルデンテのような歯ごたえが特長だ。特にアメリカでは、ヘルシーなライスメニューという位置づけでサラダやスープなどに利用されてきたこともあり、これまで同会では様々な切り口でのメニュー提案を進めてきた。
今回はカルローズを使ったライスサラダやライスタルト、酢飯のほか、水分量を変えた炊飯米2種類の試食を実施。「現在の米を取り巻く状況もあり、カルローズの認知度は徐々に高まっている」と期待感を込めつつ、「次は実際に食べてカルローズの特長を知ってもらいたい」とアピールを進めていく。


