◇ 2月全POS平均は前月比+250円の5㎏3,878円
2025/3/19/ 17:45
2月のうるち精米小売価格(POSデータ)は、全POS取引平均価格(全体の加重平均)で5㎏3,878円だった。前月比+250円(+6.9%)と、上げ基調が続く。前年同月比では+1,849円(+91.1%)と、〝ほぼ倍〟といった恰好だ。農林水産省が3月19日、マンスリーレポート3月号のなかで明らかにしたもの。
それによると2月の小売価格(POSデータ)は、青森つがるロマン・愛媛コシを除く全ての銘柄が上昇した。

一方、全POS取引数量は3,239t(前月比+220t、前年同月比▲133t)と、3,000t台を3か月連続で維持している。
ドラッグストアの全POS取引平均価格は、5㎏3,633円(前月比+207円、前年同月比+1,797円)と続伸、5か月連続の3,000円台となった。

農林水産省は同じPOSデータに基づきパックごはん(無菌包装米飯)の販売数量も公表しており、2月の販売数量は389t(前年同月比+5.7%)だった。

公表した小売価格は、㈱KSP-SPが提供するPOSデータに基づき、農林水産省が5㎏精米袋に換算して加重平均したもの。同データは全国の量販店およそ1,000店舗を網羅しているものの、比較的小規模な店舗が多く、店舗数にも変動があり、タイムラグが生じることもある。こうしたことに留意が必要ではあるが、細かな産地銘柄別の小売価格を知る手段としては唯一の存在となっている。
