◇ 3月全POS平均は前月比+267円、前年比「倍増」の5㎏4,145円

 3月のうるち精米小売価格(POSデータ)は、全POS取引平均価格(全体の加重平均)で5㎏4,145円だった。前月比+267円(+6.9%)と上げ基調が続き、とうとう4,000円台に到達した。前年同月比では+2,103円(+103.0%)と倍増している。農林水産省が4月18日、マンスリーレポート4月号のなかで明らかにしたもの。
 主要銘柄はいずれも上昇。このうち平均価格を上回るのは、新潟一般コシヒカリ4,450円、秋田あきたこまち4,236円、山形はえぬき4,170円となっている。

 一方、全POS取引数量は3,569t(前月比+330t、前年同月比▲328t)と、3,000t台を4か月連続で維持している。
 ドラッグストアの全POS取引平均価格は、5㎏3,978円(前月比+345円、前年同月比+2,103円)と続伸、4,000円台を目前に控える。

 農林水産省は同じPOSデータに基づきパックごはん(無菌包装米飯)の販売数量も公表しており、3月の販売数量は450t(前年同月比+12.2%)だった。

 公表した小売価格は、㈱KSP-SPが提供するPOSデータに基づき、農林水産省が5㎏精米袋に換算して加重平均したもの。同データは全国の量販店およそ1,000店舗を網羅しているものの、比較的小規模な店舗が多く、店舗数にも変動があり、タイムラグが生じることもある。こうしたことに留意が必要ではあるが、細かな産地銘柄別の小売価格を知る手段としては唯一の存在となっている。

ごはん彩々

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