全農が海外子会社を再編、スイス法人新設でリスクヘッジ

 全農は5月8日、海外子会社の再編を発表した。4月1日付でスイスに設立した「全農グローバルホールディングス㈱」の傘下に各子会社を再編するもので、地政学リスクの軽減を主な目的としている。

 まず、穀物事業を担う全農グレイン㈱(アメリカ)と、北米での日本産品の輸出販売や肥料原料の購買を担う全農アメリカ㈱(同)を5月に合併させ、「全農アメリカホールディングス㈱」に社名変更。アメリカの穀物事業は同社傘下に新設する「全農グレインエクスポート㈱」が担当するほか、スイスに「全農グローバルグレイン㈱」、ブラジルに全農ブラジルトレーディング有限責任会社を新設し、両社を全農グローバルHDに置く。

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