フードバンクなどへの備蓄米無償交付を拡充=農水省

 農林水産省は6月23日、フードバンク・こども食堂・こども宅食に対する政府備蓄米の無償交付を拡充すると発表した。従来から食育のために備蓄米を無償交付してきたが、米価高騰で米の寄付が集まりにくい状況であることを踏まえて追加支援を決めた。制度の詳細や申込方法はホームページを参照。

 小泉進次郎農相は同日の会見で、「フードバンクなどが夏に利用する米は既に申込済だが、この措置によって夏以降も安心して無償交付制度を利用してもらえるだろう」などと語った。
 なお、これらの受付業務は(一財)日本穀物検定協会が担っている。

フードバンク向け

 通常、8月と2月の年2回行っている募集とは別枠で、7月から追加の交付申請を受け付ける。
 交付量は、1団体あたり「前年度の食品取扱実績の10分の1」または「25t」のいずれか少ない数量が上限となり、通常の1団体あたり年間最大交付数量(「食品取扱実績の5分の1」または「50t」)とは別枠となる。
 受付期間は7月14日(月)~8月1日(金)を予定。

こども食堂・こども宅食

 現在年5回の申請上限を計7回とする。
 具体的には、通常の1団体あたり年間最大交付数量(600㎏×5回=3t)とは別枠で、今年度内に1団体あたり最大2回(600㎏×2回=1.2t)の追加申請が可能となる。
 申請は通年で受付中。

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