9月1日は「防災の日」
2025/9/01/ 08:00
防災の日は、関東大震災の教訓を忘れず、防災意識を高めることを目的として、1960年(昭和35年)6月11日の閣議了解により9月1日と定められました。9月1日は1923年(大正12年)に関東大震災が発生した日であり、暦の上では台風被害が増える「二百十日」に当たること、さらに1959年の伊勢湾台風の甚大な被害が契機になったことが背景です。
この日を中心に、政府・自治体・関係機関が防災訓練や啓発イベントを実施し、住民参加型の訓練、避難所運営の確認、企業・学校の安否確認や初動対応の点検などが全国的に展開されます。防災の日を含む8月30日〜9月5日は「防災週間」として集中的な普及・訓練が行われます。

防災の日に見直したいこと
- 家族の安否確認と集合計画(連絡手段・集合場所・代替ルート)を紙でも共有しておきます。
- 自宅の備蓄:最低3日分、可能であれば1週間分の水・食料・生活必需品を目安に準備します。飲料水は1人1日約3リットルが目安です(調理用を含む)。ローリングストック(普段使いしながら補充)だと無理なく続けられます。
- 非常用持出品:携帯トイレ、カセットコンロ・ボンベ、懐中電灯、モバイルバッテリー、常備薬・衛生用品などを、家族構成や要配慮者の事情に合わせて整えます。
- 地域訓練や行政の情報:自治体の総合防災訓練や広報を確認し、参加して行動手順を体で覚えます。
(出典)東京消防庁「防災の日と二百十日」/東京消防庁「防災週間」/政府広報オンライン「防災週間」/内閣府「防災情報のページ」