◇ 米穀機構が夏越ごはん提供店舗を紹介

 米穀機構(《公社》米穀安定供給確保支援機構、福田晋理事長)は6月17日、今年の「夏越(なごし)ごはん」提供店舗を発表した。毎年6月晦日(30日)、全国の神社で執り行われる神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせ、百貨店の食品売場、スーパー、飲食店、社員食堂などが、オリジナルレシピの「夏越ごはん」を提供するもの。
 「夏越ごはん」は、夏越の祓にちなみ、米穀機構が平成27年(2015)から提唱している行事食。提供店舗からは、「雑穀、夏野菜がベースで、炭水化物、ビタミン類、食物繊維などを効率よく摂ることができる」ことから、「暑い夏を元気に乗り切るメニューとしても好評を得ている」という。提供期間は店舗により異なる。店舗一覧は、「夏越ごはん公式サイト」で。また、都内の神社139社の協力を得て、「夏越ごはん」のポスター掲示やリーフレット・雑穀の配布も行う。

㈱ミツハシ直営店 GOHANYA’GOHANみなとみらい店(横浜)で提供する「夏越ごはんと唐揚げ膳」(税込1,320円)

 「夏越の祓」とは、1年のちょうど半分、折り返し点にあたり、それまでの半年の厄落としと、残り半年間の無病息災を祈るもの。ちょうど大晦日の「年越の祓」と対をなす神事でもある。厄落としの方法は「茅の輪くぐり」。茅萱(ちがや)という草で編んだ巨大な「茅の輪」のなかを、くぐり抜ける。以下の日本神話に基づいている。
 ――旅人、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を粟飯でもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)が、恩返しにと「茅の輪」を腰に付けるよう勧められる。すると疫病から逃れ、末代まで裕福に暮らせるようになった、という故事。米穀機構では、夏越ごはんの〝基本型〟として、雑穀ごはんの上に、茅の輪をイメージした、緑や赤の旬の夏野菜を使った丸いかき揚げを乗せ、おろしだれ(生姜やレモン)をかけたものを提案している。

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