◇ 坂本農相「現時点で主食用米の需給が逼迫しているとは考えていない」

 坂本哲志農相は5月21日、「現時点で主食用米の需給が逼迫しているとは考えていない」との考え方を示した。同日の閣議後定例会見で、米政策の所感を求められ、答えたもの。発言全文は以下の通り。

 米の価格の問題については、主食用米の需要量が、近年、毎年10万t程度減少しているなか、農水省では、毎年の生産量や需要量の「需給見通し」をお示しし、需要に応じた生産を推進しているところです。
 現在の価格や在庫の状況をみると、まず、令和6年(2024)4月の「相対取引価格」は、前月比+98円の15,526円、出回りから令和6年4月までの年産平均で、前年比+1,449円の15,293円であり、コロナ禍前の平成29年(2017)から令和元年(2019)までの価格よりもやや低い水準です。
 また、「集荷業者」及び「卸売業者」の3月末の在庫量は、対前年比▲36万tの215万tですが、年間の需要量681万tに対する在庫率でみると約32%と、コロナ禍前の時期とほぼ同水準です。
 このため、現時点で主食用米の需給が逼迫しているとは考えていませんが、今後も需給や価格の動向を注視してまいります。現在、各産地において令和6年産米の作付が始まっていますが、産地の作付意向についても把握しながら、需要に応じた生産・販売が進むよう、情報提供にも努めてまいります。

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