◇ 日本の食品輸出ＥＸＰＯ④龍の瞳、酒田米菓、メロディアン
2024/6/21/ 15:00
△㈱龍の瞳（岐阜県下呂市、今井隆社長）
自社オリジナルのブランド銘柄「龍の瞳」の精米を中心に訴求。「大粒でもっちりとして粘り気のある食感、甘みが特長」のプレミアム米で、国内の高質スーパーなどで展開している。「海外の高級和食店、寿司店、ホテルなどもターゲット」といい、「コロナで海外輸出は滞っていたが、今後少しずつ輸出も伸ばしていきたい」とした。寿司用には、専用の「龍の瞳 鮨用米」も展開。１年以上玄米保冷庫で熟成させ、水分を調整することで粘りを押さえ、寿司に合う米にしているという。このほか、精米時に規格外になった米を利用して、「龍の瞳 米粉」（１㎏税込1,030円）や「龍の瞳 米粉麺」（130g税込460円）も展開。「手間暇かけて作った龍の瞳を余すところなく使っている」という。
△酒田米菓㈱（山形県酒田市、佐藤栄司社長）
米菓の「ОEМ生産」をアピール。「国際的な食品安全管理システム規格であるFSSC22000の取得をきっかけに、海外からОEМ生産の問い合わせが舞い込むようになった」といい、現在では売上の1割を海外からの受託生産が占める。さらに今年６月、ハラル認証を取得。「中東、北アフリカ、南アジアなどのムスリム人口が多い国々への販路拡大を目指す」としている。「海外からの受託で作れば、現地に合わせた味にしやすい」といい、「米菓はポテトチップスよりヘルシーと捉えられ、イメージもいい。しょうゆ味、わさび味も人気だ。海外企業からの要望に応え、美味しく安全な米菓を提供したい」としている。
△メロディアン㈱（大阪府八尾市、中西優紀雄社長）
「みんなが食べられる食品を」という願いから、「米粉のクッキー」の製造を開始したという同社。乳・卵・小麦を一切持ち込まない「植物素材限定・グルテンフリー専用工場」で製造、イオンはじめ量販店のアレルゲンフリーコーナーで展開している。同工場はОEМ生産にも対応しており「ホテルや洋菓子店からの引き合いも多い」。「米粉製品は今後も増やしていきたい」としている。 〈了〉
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