◇ 北海道・東川町農協「ひがしかわライスターミナル」、精米棟のみ先行稼働

 北海道の東川町農協は6月24日、新たな精米工場を稼働させた。乾燥、籾摺、精米、製袋を一貫して行う「ひがしかわライスターミナル」(来秋全面稼働予定)のうち精米棟のみ先行稼働させたもの。東川町農協では「輸出基地」と位置づけている。

 精米機は、(一財)機能性健康米協会の指定精米機である㈱サタケ製「ミルコンボヘルシー」(MCS30A-HKS)を採用。低圧撹拌ロールと切削金網の組合せにより、低い圧力を加えながら米表面の糠層だけを削り取るもので、砕米発生が少なく、米が本来持っている栄養価(胚芽周辺)を残した精米加工が可能な優れもの。機能性健康米協会の調べによると、食物繊維で約1.2倍、マグネシウムで約1.7倍、チアミン(ビタミンB)で1.8倍、ビタミンE(α-トコフェノール)で約2.7倍になる。毎時2.5t能力。
 精米する前に、㈱サタケ製の玄米殺菌処理加工装置をくぐらせるロング・ライフ・プロセス(スチーム製法)を採用。玄米に高温の過熱蒸気(水と熱のみ)を照射・撹拌することで、玄米に混入している貯穀害虫を駆除、玄米に産みつけられた害虫の卵や玄米表面の細菌なども殺菌処理する。これにより鮮度低下(酸化)を抑制するため、保存性が向上するという触れ込み。また「白米の吸水が早くなるため、無浸漬で炊飯しても、浸漬した米と同等程度の米飯品質になる」とも。
 東川町農協では、令和4年度(2022)253.62t、令和5年度(2023)441.12tの輸出(日本酒『東川』や無菌米飯など加工品含む)実績があり、令和6年度(2024)752.70t、令和7年度(2025)1,091.00tの計画。
 また精米商品としての販売(国内外)は、令和6年度(2024)3,200玄米t、令和7年度(2025)6,900玄米t、令和8年度(2026)7,500tと、鼻息の荒い計画を樹てている。

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