◇ 神明HD令和6年3月期は増収11倍増益、過去最高収益を更新

 ㈱神明ホールディングス(兵庫県神戸市、藤尾益雄社長)は6月28日、令和6年(2024)3月期決算を公表した。それによると連結ベースで、売上高4,889億62百万円(+6.6%)、営業利益152億55百万円(+1,024.2%)の増収11倍増益で、最終益も73億68百万円(+295.2%)と4倍増益を計上している。いずれも過去最高の更新にあたる。
 極端な増益の理由は、子会社の一つである㈱雪国まいたけが、コロナ禍で極端に落ち込んだ前々期業績から前期一挙に回復したことによるもの。また以下の増収も連結増収に寄与した。
△米穀・米飯加工セグメント:精米の単価上昇による㈱神明の+43億円
△青果流通セグメント:単価上昇による東京シティ青果の+51億円
△青果生産セグメント:単価上昇による㈱雪国まいたけの+52億円
△食品流通セグメント:新たに連結対象に加わった上野砂糖の+32億円
△外食・中食セグメント:客数・単価上昇による元気寿司㈱の+129億円
 ただ売上高の28%を占める主力の米穀・米飯加工セグメントで「令和6年産の作柄、価格が全く読めない」(藤尾社長)ことから、先行きに対する見方は慎重で、令和7年(2025)3月期の連結予想は、売上高5,013億97百万円(+2.5%)、営業利益113億92百万円(▲25.3%)、最終益42億35百万円(▲42.6%)と増収ながら減益を想定している。

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