◇ ヤマタネ第1四半期は増収減益、精米・玄米ともに▲

 ㈱ヤマタネ(東京都江東区、河原田岩夫社長)は8月2日、令和7年(2025)3月期第1四半期決算を公表した。それによると、連結ベースで増収減益となり、最終益も半減している。
 食品部門(米)は、昨年の猛暑の影響で米の生産量が減少した事により需給環境が引き締まった。その結果、原料調達が計画通りに進まず、精米販売と玄米販売ともに前年同期を下回り、精米販売は▲12.4%の1万6千玄米トン、玄米販売は▲36.7%の3千玄米トンとなり、総販売数量は▲17.4%の1万9千玄米トンだった。一方、昨年10月にM&Aで100%連結子会社となった加工食品卸売業の㈱ショクカイは、事業所給食向けを中心に堅調に推移。結果的に増収となった。営業利益は、米卸売販売では販売数量減少に加え、原料玄米の急激な価格上昇により顧客への販売価格の転嫁が遅れる状況となったものの、ショクカイの加工食品販売が概ね堅調に推移し業績に寄与したことから増益となった。
 ただし、総体では、このショクカイが利益に寄与したものの、物流部門における外注コスト増、食品部門における原料玄米価格の急激な上昇、人件費やセキュリティ強化対策コストの増、のれん償却額の増などにより、減益となった。 
 令和6年(2025)3月期の連結業績予想は、増収増益のまま変更していない。

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