◇ はくばく「雑」食堂プロジェクト、子どもの社会的課題解消めざす

 ㈱はくばく(山梨県中央市、長澤重俊社長)は8月5日、児童館や子ども食堂などとタッグを組み、社会連携活動「はくばく『雑』食堂プロジェクト」を開始したと発表した。「雑な完全食おにぎり」を通して、夏休み期間における子どもの食事準備の負担や、栄養不足などの社会的課題の解消をめざすもの。 
 「雑な完全食おにぎり」は、「子どもだけでも簡単に作れる。親子一緒に作ると雑談が生まれる」をコンセプトに、フードスタイリストの飯島奈美氏が考案。雑穀米と3色食品群の具材を選びにぎるだけで、「美味しくて、ざっくりパーフェクトな栄養バランスが摂れるおにぎり」だという。また併せて「親子のコミュニケーションを促す」ことを目的に、「親子で雑談しながら楽しめる食育キット」も開発した。

 プロジェクト第1弾は、8月に実施。八広児童館(東京都墨田区)、高輪子ども中高生プラザ(東京都港区)、鶏眞子ども食堂(東京都国分寺市)に計600食分の「雑な完全食おにぎり」を提供。さらに「親子で雑談しながら楽しめる食育ワークショップ」を開催する。学校の夏休み課題にも対応した自由研究シートなどもプレゼントするという。

 8月5日には、おにぎりの親子が登場する第2弾WEB動画を公開。ラインナップは、①お店で雑穀を買う「スーパーにて」篇、②お家で雑穀を炊いてみる「台所にて」篇、③雑穀の栄養いついて話す「ほぼサラダ」篇、④「授業参観」篇――の全4種。はくばくは、「雑穀たちの雑談を通じて、雑穀をもっと身近に感じていただける内容になっている」とアピールしている。

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