◇ 木徳神糧、第2四半期の米販売数量は20万t弱

 木徳神糧㈱(東京都千代田区、鎌田慶彦社長)は8月21日、令和6年(2024)12月期第2四半期決算の説明資料を公表した。決算は既報の通り、連結ベースで増収減益、四半期純利益も減益を計上している。セグメント別に見ると、主力の米穀事業の売上高は484億67百万円(前年同期比+5.5%)。「令和5年産米の単価上昇」と「家庭用向けの販売伸長」が寄与した。

 一方、米穀事業の営業利益は11億25百万(▲27.9%)。この理由に「仕入れ価格の上昇」や「品質低下による精米歩留まりの悪化」をあげている。

 米穀事業の販売数量は、前年同期比+25百tの19万85百t。内訳は、国内産精米が+7百tの8万61百t、外国産精米が+67百tの6万30百t、国内産玄米が▲48百tの4万94百tだった。国内産精米は、「家庭用向け精米の販売の伸張」が貢献。外国産精米は、「MA米の取り扱い数量の増加」によるもの。国内産玄米は、「卸業者間の玄米販売の減少」によりマイナスとなった。


 また、中期3か年計画で目標とした令和7年(2025)連結売上高1,200億円達成に向け、①米ビジネスの拡大、②米関連ビジネスの成長、③企業の成長の土台作り、の3点を柱として整理。ここまでの具体的な取組みとして、今年4月の家庭用向け米粉・ミックス粉商品の発売や、5月にスタートした長粒種「バスマティライス」の発売などをあげている。

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