◇ 築野グループ、日本美容皮膚学会で米糠由来成分の研究2題発表へ

米油メーカーの築野グループ㈱(和歌山県伊都郡、築野富美社長)は、8月31日から開催される「第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会」で、研究成果を2題発表する。同社が開発、製造する米胚芽油と、米糠由来のフェルラ酸、フィチン酸のヒト試験による皮膚美容効果の結果を報告するもの。
 演題「γ-オリザノールおよびフェルラ酸配合スカルプパックによる頭皮・毛髪への影響」では、米糠に含まれる機能性成分のうち、γ-オリザノール、フェルラ酸の「頭皮ケアへの有効性」をテーマに発表。ヒト試験で、頭皮では「フケの量が各成分で減少傾向」となったこと、毛髪に対して「良好な感触を付与できること」を確認したことを示す。 
 演題「米糠由来フィチン酸配合のデイリーピーリング剤による男性皮膚への効果」では、男性を対象としたヒト臨床試験による、「フィチン酸ピーリング剤の美容効果」をテーマに発表。フィチン酸が皮脂分泌量の抑制や皮膚の弾力改善、メラニン産生抑制に寄与することを示す。また、「肌荒れの要因となる髭剃り時の荒れや、赤みの悩みについても改善の体感が得られること」を確認したことを報告する。
 第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会は、8月31日~9月1日の2日間、名古屋市の愛知国際会議場で開催される。

カテゴリー別最新ニュース

商品・事業
一覧
施策・政策
一覧
調査・研究
一覧
組織と人事
一覧
予算と計画
一覧
決算と業績
一覧
事件・事故
一覧