◇ JA三井リースが日本酒NFT市場の運営会社と資本業務提携

 農機シェアリースなどを展開するJA三井リース㈱(東京都中央区、新分敬人社長)は8月28日、日本酒NFTマーケットプレイスの運営を手掛ける㈱リーフ・パブリケーションズ(京都府京都市、中川真太郎代表)と資本業務提携を締結したと発表した。日本酒NFTマーケットプレイス「Sake World NFT」は、通常の通販サイトのように日本酒を購入できるほか、個人間で売買できるのが特長。日本酒を含む酒類は、酒税法によって酒類販売業免許を保有する者しか販売することができないが、「Sake World NFT」では、当該免許を保有していない一般ユーザーでも売買をすることができる。さらに、「日本酒業界を盛り上げること」を目的に、一般ユーザー間での売買が成立すると、酒蔵にロイヤリティが還元される仕組みを組み込んでいる。

 JA三井リースは、リーフ・パブリケーションズが全国各地の酒蔵と関係を構築し、日本酒を世界に発信する、その将来性と地域活性化の社会的意義に着目。今回の提携を機に、JA三井リースグループが持つファイナンス機能や国内外の営業ネットワークを提供することで、リーフ・パブリケーションズがめざす「SAKEの価値の最大化」「新たなSAKE経済圏の実現」を支援するとしている。
 リーフ・パブリケーションズは、平成12年(2000)1月設立。資本金6,000万円。

 NFTとは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略称。「唯一無二のデジタルデータ」を意味し、デジタルアイテムの所有権を証明する証明書となるもの。「Sake World NFT」では、NFT形式で販売する「日本酒の引き換えチケット」を購入することで、好きなタイミングで日本酒に交換できる。

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