◇ NEWGREENのアイガモロボ、ロボット大賞・農林水産大臣賞に輝く

 農林水産省は9月11日、㈱NEWGREEN(旧・有機米デザイン㈱、東京都小金井市、山中大介代表)の水田に浮かべる自動抑草ロボット「アイガモロボ」が、第11回ロボット大賞・農林水産大臣賞を受賞したと発表した。

 アイガモロボは、化石燃料や化学農薬、人の手を使わずに自動で走行する水田抑草ロボット。農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)との実証実験では、「収量が1割増加し、除草工数が6割削減された」という。「特に有機農業に取り組む農業者からの期待は高い」といい、令和5年(2023)には、製造した500台が完売。「今後10年間で数万台」の販売を計画している。

 そのほか、農林水産業・食品産業分野からは、㈱クボタ(大阪府大阪市、北尾裕一社長)の「無人ロボットコンバイン」が優秀賞を受賞している。「業界初」の無人ロボットコンバインで、稲や麦などの収穫作業を自動で行うもの。

 ロボット大賞は、農林水産省が(一社)日本機械工業連合会、経済産業省など関係省庁と共催で実施しているもの。ロボット技術の発展やロボット活用の拡大などを促すため、優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを表彰している。第11回ロボット大賞の表彰式と合同展示は、9月18~20日、東京・有明の東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される展示会「Japan Robot Week2024」で実施する運び。

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