◇「お寿司が流れない」より「流れる」回転寿司店が高需要、くら寿司調べ
2024/5/30/ 16:00
「回転レーンにお寿司が流れていない回転寿司店」より、「流れている回転寿司（リアル回転寿司）店」のほうが、利用したいと思う人が多いことが分かった。５月30日に回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくら寿司㈱（大阪府堺市、田中邦彦社長）が発表した「回転寿司に関する調査」結果によるもの。
全国の20～60代の男女474人を対象に行った調査。利用したい回転寿司のお店のタイプを訊いたところ、「回転レーンに流れているお寿司を取って食べることも、タッチパネルなどから注文もできるお店」を選んだ割合が52.7％と過半数を超えた。年代別では、20代の65.4％が最も多く、60代が43.8％と最も少なかった。性年代別に見ると、20代男性が76.2％と最も多く、20代女性の53.8％と20ポイント以上の差がついた。
回転レーンで「流れる」回転寿司店を利用したい理由を訊いたところ、最も多かったのが「自分が好きなネタ以外のお寿司にも出会えるから」の44.8％。男性（37.7％）よりも女性（52.5％）の割合のほうが高かった。続く「お寿司が回っていると楽しい」（27.6％）、「回転レーンから選び取るのが楽しい」（25.6％）は、ともに20歳の割合が高かった。ちなみに「どんな時に回転レーンから取りたくなるのか」を訊いたところ、４人に１人が「タッチパネルのメニューにないネタが回っている時」と回答。くら寿司は「裏メニューが回ることも回転寿司の魅力となっている」と分析している。
一方、回転レーンで「流れない」回転寿司店を利用したい理由を訊いたところ、最も多かったのが「迷惑行為をされづらく衛生的だから」の48.1％だった。次いで「回っているものは古く、注文すれば新鮮なお寿司を食べられるから」41.6％、「自分が好きなネタしか食べないから」35.5％と続いた。
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