◇ 10月下旬の食糧部会で、「米の品薄状況を分析」と坂本農相
2024/9/17/ 13:00
10月下旬に開く食料・農業・農村政策審議会食糧部会で、今年の米の品薄状況の背景や原因を分析することが明らかになった。9月17日の閣議後定例会見で、坂本哲志農相が言及したもの。具体的には、「今年のような年一作の端境期における需給に、どのような動きがあったのか。しっかりと分析を行い、次年度以降にきちんとつなげていく」という。
また、農林水産省が全米販などに対し、2回にわたり「端境期における主食用米の円滑な流通」を要請したことをめぐり、坂本農相は「非常に効果が出ている」と述べた。「9月に入り、週ごとに棚に米が並ぶようになった。品薄感が消えつつある」とも。
なお、価格の見通しをめぐっては、「今後、新米が順次供給され、円滑な米の流通が進めば、需給バランスの中で、一定の価格水準に落ち着いてくる」との考えを改めて示している。