◇ 幸南食糧、福島・あだちトップセールス情報交換会

 福島県のあだち地域農業振興協議会はこのほど、幸南食糧㈱(大阪府松原市、川西孝彦代表)の食品開発センターで、トップセールス情報交換会を開いた(8月22日付)。9月9日に幸南食糧が明らかにしたもの。
 あだち地域農業振興協議会は、「魅力ある持続可能な農業」の実現に向け意思を統一を図るため、二本松市、本宮市、大玉村、ふくしま未来農協で構成する組織。情報交換会には、三保恵一二本松市長、高松義行本宮市長、武田正男大玉副村長、ふくしま未来農協理事・安達地区役員代表の菅野寿雄氏、全農福島県本部など計15名が参加した。
 情報交換会では、地区内の米の生産概況や販売取引のほか、幸南食糧の取組みなどを議題に、「幅広く意見交換を行った」。参加者からは、「トップセールスを通じて、あだち地域産米の販路拡大に繋がることを期待している」といった声が寄せられたという。
 幸南食糧はこれまで、福島県に対して企業版ふるさと納税500万円の寄附を行い、県内の農業担い手の育成・確保、地域産業六次化の推進に活用してもらう取組みを進めてきた。また、南相馬「天のつぶ」を使用したパックご飯の商品開発や贈呈などを通して、地域活性化や福島農産物PR活動支援の取組みも展開。幸南食糧は、今後も「福島県との連携・交流を一層強化し、より堅固な協力体制の構築に努めていく」とコメントしている。

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