◇「おにぎりの推しの具には地域性がある」ホットペッパーグルメ外食総研調べ
2024/9/20/ 12:30
「おにぎりの『好きな具』には地域性があり、地元で慣れ親しんだものが『推しの具』になる」――。外食市場の調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施したアンケート調査の結果から明らかになった。
㈱リクルート（東京都千代田区、北村吉弘社長）が展開するホットペッパーグルメ外食総研は今年７月、20～60代の男女1,035人に「おにぎり」をテーマにアンケート調査を実施。このほど結果を取りまとめた（９月18日付）。それによると、「今後、よりおにぎりを食べたいと思う」と答えた人は69.3％だった。
また、「おにぎり」の「好きな具」について聞いたところ、１位は「鮭」（53.8％）だった。２位は「ツナマヨ」（45.0％）、３位「辛子明太子・焼き明太子」（36.7％）が続いた。
地域別に見ると、ほとんどの地域で「鮭」が１位だったものの、中部地方では「ツナマヨ」（45.5％）が「鮭」と1.0ポイント差で１位だった。ホットペッパーグルメ外食総研は「ツナの原料となるカツオ・マグロの水揚げ量が多い港があるので、その影響があるのかもしれない」と分析している。
また、北海道・東北地方では１位の「鮭」の支持率が64.4％と最も高く、２位には全国で８位の「いくら・すじこ」が52.9％でランクイン。「鮭漁が盛んな地域ならではの結果」と見る。同じ傾向は九州地方でも見られ、３位「辛子明太子・焼き明太子」（46.1％）、６位「高菜漬け」（31.4％）など、「地元の名産品が、全ての地域の中で最も高い支持率となった」という。「地元で慣れ親しんだものが“推し”の具として根強い人気がある」と見る。
「おにぎりを買うとき、どんなところにこだわるか？」の回答は、１位が「具がおいしい」（58.1％）、２位が「価格（コスパ）が良い」（53.2％）だった。次いで、「米の品質」（32.1％）、「全体のバランス」（28.8％）、「具が多い」（27.5％）が続いた。
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