◇ FOOMA JAPAN出展紹介②AIHO、のむら産業、西村機械製作所

△㈱AIHO(愛知県豊川市、寺部良洋社長)
 展示会初お披露目となる新製品、蒸気式・連続炊飯機「RiceFriend SteamShower(ライスフレンド スチームシャワー)」を紹介。従来の蒸気式炊飯機に比べ、コンパクトで省スペースなことに加え、コンベヤベルトをはじめとする主要部品を簡単に取り外せるのが特長。「洗浄しやすく、管理しやすい」という。また、「コンベヤ上で、シャワーで米にしっかり水分を含ませ、2種類のスチームで炊飯することで、古米や破米もふっくら仕上げることができる」としている。

△のむら産業㈱(東京都東久留米市、清川悦男社長)
 従来機「チューブロール式全自動計量包装機 SIP-110RⅡ」のオプション、「ガスフラッシュ装置搭載」を参考出展。「包装時に窒素ガスを充填することで、米の酸化を抑え、賞味期限を延ばす」もの。精米商品は、精米年月日のみを記載するケースが多いことから、従来品との比較は「難しい」というものの、先行して取り組んだ企業では、「6か月を賞味期限とした」事例があるという。賞味期限が伸びることで、「『作業効率の向上』『計画生産が可能になる』といったメリットが期待できる」としている。現在「データを集めている」といい、リリース時期は「未定」。
 米袋では、環境配慮の製品を多数紹介。㈱バイオマスレジン南魚沼が製造する米由来のバイオマスプラスチックを使用した「お米の国の米袋」、紙製バリア素材を使用した「クラフト紙米袋」、3層フィルム中間層に米粉を20%配合した「米粉の米袋」(参考出展)、石灰石を使用し、プラスチックを削減した「PLASTONE」など、幅広くラインナップ。「従来品よりは価格は上がるが、企業イメージ向上に寄与する。環境配慮は今後必要になる。いつでも対応できるよう取組みを進めたい」とした。

△㈱西村機械製作所(大阪府八尾市、西村元樹社長)
 小型気流粉砕機「フェアリーパウダーミル」を紹介。「米の生地が膨らむには、澱粉損傷率が低いことが大切。フェアリーパウダーミルは、米を水で柔らかくして、風の力で粉砕することにより、粒の揃った細かい粒子にできる」という。特に「フワッとした食感が求められる洋菓子などに向いている」といい、地元の米を活用して土産物を作る目的で、「道の駅などでの納入実績が伸びている」とした。
 新たな取組みとして、米粉を利用した「100%天然素材のマスターバッチ」も紹介。製品化例として、食器類(写真)を展示した。「PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、生分解樹脂などに10~30%添加することを想定している」という。ビジネスは「これから」としつつ、「国産バイオマス原料の普及に貢献したい」と期待を込めた。

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