◇ 第7回「ご当地タニタごはんコンテスト」優秀賞15チーム決定、全国大会へ

 ㈱タニタ(東京都板橋区、谷田千里社長)は9月27日、第7回「ご当地タニタごはんコンテスト―ヘルシー郷土料理でまちおこし―」の優秀賞15チームを発表した。11月9日に都内で開催する全国大会に出場する。
 コンテストは、日本全国に点在する郷土料理を、「タニタが考える健康的な食事の目安」に基づき「現代風にアレンジ」し、競い合うもの。今年から「地産地消ルール」を導入し、地元産の食材や調味料を必ず使用することを必須条件にした。また「高校生チャレンジルール」を採用し、参加の間口を広げた結果、応募総数は107チームと、前回の51チームから倍増した。グランプリには賞金50万円、準グランプリには賞金10万円、特別賞には賞金5万円を授与。入賞チームには、「タニタ監修の商品化に向けた取組みを実施する」としている。
 これに合わせ、10月9日~11月7日に公式X(旧Twitter)上で「人気投票キャンペーン」を実施。優秀賞15チームの中から、自分が食べてみたい献立に投票すると、抽選で20人に1,000円分のアマゾンギフトカードが当たる。また最も得票数の多いチームには、3万円分のアマゾンギフトカードを贈呈する。
 優秀賞チームは以下の通り。

《北海道ブロック》

△伏木田愛梨さんチーム(北海道三笠市)
 ○ 献立名:道産子ときめきセット
 ○ アレンジ料理名
   ・ジンギスカンライスサンド
   ・石狩鍋サラダ~〆はラーメンで~
   ・いももちポテトスティック
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 大人数で食べる機会の多い北海道の郷土料理を、忙しい人や一人暮らし、外国の方が日常生活の中で手軽に食べられるようファストフード風にアレンジ。ファストフードに多く含まれがちな脂質と糖質を控えた革新的なレシピで、郷土料理に新たな風を吹き込む。

△北海道石狩・函館 伊藤美樹さんチーム(北海道札幌市)
 ○ 献立名:北国の味~未来へつなぐ郷土愛食~
 ○ アレンジ料理名
   ・石狩リゾット
   ・ジンギスカン風ラムのスマッシュケーキ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 石狩や函館出身の3人組がタッグを組み、日本の食糧庫から郷土料理愛にあふれたレシピを携えて登場。高い食料自給率に反して野菜の摂取量が少ない北海道の現状を改善すべく、北海道産野菜をふんだんに取り入れたアレンジレシピで全国大会へ挑む。

《東北ブロック》

△秋田栄養短期大学 田中ゼミナール あきたりあーの(秋田県秋田市)
 ○ 献立名:秋田のイタリアン あきたりあん
 ○ アレンジ料理名
   ・バッタラピザ
   ・納豆チリ
   ・寒天カプレーゼ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 「県内の多くの郷土料理が少しずつ消えていく危機を感じています」と語る秋田栄養短期大学の学生チーム。郷土料理の中でもマイナーな「バッタラ焼き」をピザに仕立て、納豆汁をピザソースにアレンジしたイタリアンで郷土料理の継承を図る。

△Comerコメール+(秋田県横手市)
 ○ 献立名:和気わく 湧くわく 具た沢山くさん お腹一杯プレート
 ○ アレンジ料理名
   ・いぶりがっこ香る和風リゾット
   ・かやき仕立てにした地産豚肉と地ビール煮込み
   ・にしんを使った地産野菜のカポナータ
   ・豆腐カステラのミルフィーユ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 地域密着型のスーパーマーケット「スーパーモールラッキー」のデリカテッセンで日々生産者直送の野菜を扱う3人組。塩分過多になりがちな秋田県民の健康を考え、物足りなさを感じない減塩の工夫を凝らした。

《関東ブロック》

△チームいかほ(東京都北区)
 ○ 献立名:北桜と東京ベジタブル彩膳
 ○ アレンジ料理名
   ・焼きなす包みon佃煮
   ・深川うまみピラフ
   ・桜香る花見クレープ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 赤羽北桜高校調理科で調理を学ぶ料理人のたまごが、江戸東京野菜を活かしたアレンジレシピを考案。千住ネギや寺島ナス、練馬大根など江戸時代から続く伝統的な野菜をふんだんに使用した華やかな献立。

△小川典子さんチーム(千葉県習志野市)
 ○ 献立名:世界に発信!Chiba’s local cuisine
 ○ アレンジ料理名
   ・バラの祭り寿司
   ・いわしのポルペッティのスープ バジルソース添え
   ・みそピードレッシングの洋風からなます
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 普段は茶道教室のお稽古仲間の二人が郷土料理のアレンジに挑戦。「インバウンド需要の高まっている今こそ、訪日外国人に千葉県の郷土料理を知ってもらいたい」という想いから、太巻きの海苔をライスペーパーに変えるなど訪日外国人をターゲットにした工夫をちりばめた。

《中部・甲信越ブロック》

△伊藤有希さんチーム(山梨県南アルプス市)
 ○ 献立名:おざらで世界旅行♪
 ○ アレンジ料理名
   ・3種の変わりつゆでいただくおざら
   ・白い野菜畑
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 山梨県の郷土料理「おざら」や「せいだのたまじ」、茄子の油味噌を野菜をふんだんに使用してアレンジ。ほうとうに代わる夏の郷土料理「おざら」は、3種のつゆ(和風・洋風・エスニック風)につけて食べることで世界旅行をしているような気分でより楽しく食べられる。

△のとむすめ(石川県七尾市)
 ○ 献立名:イヤサカサ~能登のごっつぉ~
 ○ アレンジ料理名
   ・能登の海の恵みパエリア
   ・PremiumのとやさいEBISU
   ・まぁそなポタージュ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 能登の復興の手助けになりたいという想いを背負い参加したのは、公立能登総合病院の栄養部で日々健康な食事と向き合う「のとむすめ」チーム。震災を機に郷土料理の食生活が変化したことを指摘し、「また以前のように食べたいと望んでいる人々がいることを地元の食に携わる方々に想いを伝えて、生きる活力になれたら」と意気込みを語る。サザエや金糸瓜など能登の海や山の恵みを存分に味わえる逸品で、未だ戻らぬ日常に生きる活力を届ける。

《近畿ブロック》

△杉江治子さんチーム(滋賀県米原市)
 ○ 献立名:継承したい近江の味
 ○ アレンジ料理名
   ・近江米のごはん
   ・近江牛の一夜みそ漬
   ・干しえび豆
   ・発芽大豆で打ち豆汁
   ・たくあんの梅風味ぜいたく煮
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 栄養豊富な大豆や近江牛などを使用することで、バランスの取れた滋味深い献立に仕上げた。先人たちの知恵が詰まった郷土料理を作りやすくアレンジすることで、現代生活に馴染みやすいレシピ。

△喜多マリコさんチーム(兵庫県相生市)
 ○ 献立名:兵庫の魅力再発見
 ○ アレンジ料理名
   ・兵庫の美味しい物を詰め込み姫路おでん
   ・丹波黒豆ごはん
   ・牡蠣入り豆乳柚子かす汁
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 兵庫県相生市の古民家キッチンラボ「Bon-Mark(ボンマーク)」で料理教室やレシピ開発を手掛ける喜多さんチーム。日々地元の食材に触れることで再発見した郷土料理の魅力を現代の食生活に合うようリクリエイトし、新たなスタイルを提案。

《中国・四国ブロック》

△いちごいちえ(高知県香南市)
 ○ 献立名:まるったこうち!
 ○ アレンジ料理名】
   ・いたチーごはん
   ・厚揚げのたたき土佐風
   ・夏野菜の塩ぐる煮
   ・冷やし茶わん蒸し りゅうきゅうのせ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 高知県立城山高等学校で将来栄養士を目指す高校生と、栄養士資格を持つ家庭科の先生がタッグを組み、郷土料理の継承に挑戦。高知県が生産量日本一のナスや県民になじみ深いイタドリなど高知県を代表する食材をレシピに取り入れ、爽やかかつ作りやすい献立を実現した。

△松岡沙耶香さんチーム(山口県下関市)
 ○ 献立名:自給率100%「山口の鯨定食」
 ○ アレンジ料理名】
   ・鯨めし丼
   ・ちしゃなハスさんばい
   ・けんちょう汁
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 中学生と高校生のお子さんとともに、伝統的な山口県の郷土料理を作りやすく親しみやすいレシピにリクリエイトした松岡さんチーム。混ぜ込みご飯の鯨めしを牛丼風にアレンジするなど、幅広い世代に受け入れられやすい手法で鯨食文化の継承を促進する。

《九州・沖縄ブロック》

△立ち上がれ北九州!!(福岡県北九州市)
 ○ 献立名:立ち上がれ北九州!!膳
 ○ アレンジ料理名】
   ・じんだ握る
   ・あちゃぽてっちゃ
   ・ぶりぞうばぁ~ぐ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 福岡県北九州市の戸畑総合病院で働く仲良しチームが彩り豊かなアレンジレシピで全国大会に出場。「北九州の台所」と呼ばれる旦過市場での火災からの復興を胸に、地元食材の消費拡大と地域の活性化を図る。地味な見た目というイメージの持たれがちな郷土料理を、見栄え良くかつ美味しく作る工夫を凝らした。

△栄縁(鹿児島県)
 ○ 献立名:次世代への贈り物~チェスト祝い御膳~
 ○ アレンジ料理名
   ・子どもへの愛かな(愛加那)酒ずし
   ・エビ香るケの日雑煮
   ・ふくれdeカップケーキ
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 鹿児島県の管理栄養士コミュニティ「栄縁」のママさんチームが、子どもたちに郷土料理を作り語り継いでいくためにアレンジレシピを考案。自然豊かな鹿児島県の海、山、川で育った食材で身も心も健康になり、未来へと新たな食の可能性を広げることをコンセプトとした。

△Infini Girls(鹿児島県いちき串木野市)
 ○ 献立名:みしょれ!!あたいどんのわっぜかみし
 ○ アレンジ料理名
   ・奇跡のコラボレーション 鶏素麺
   ・キビナゴイ・クォン 黒糖ソース添え
   ・ミキムースwith串木野のタンカン
 ○ 応募動機・コンセプトなど
 鹿児島県いちき串木野市の神村学園高等部調理科で管理栄養士を目指す生徒と先生が、奄美地域の食材をフル活用した健康レシピで全国大会に挑む。豚みその塩分を抑えるために、減塩ができるだけでなく味に深みの出る特製のタレを発案するなど様々な工夫を施した。

《開催概要》
△募集テーマ
「タニタが考える健康的な食事の目安」で郷土料理をアレンジしたレシピ
【地産地消ルール】地元産食材・調味料を必ず使うこと
タニタが考える健康的な食事の目安とは
① 1食あたり500~800kcal
② 基本は主食、主菜、副菜とするが、これらの要素が入っていれば一皿でもよい
③ 主食(ごはん、麺、パンなど)は100~200gとする
④ 主菜(肉、魚、大豆製品など)は70~150gとする
⑤ 野菜は150g以上使うこと(きのこ、いも、海藻は含まず)
⑥ 食塩相当量は3.4g以下
△参加資格
1.プロ・アマチュア・企業などは不問、3名以下のチーム編成とすること
2.チームメンバーは全員同一都道府県在住、もしくは同じ職場、学校に在籍していること
3.チームの中に必ず地元(その都道府県在住)の栄養士もしくは管理栄養士を入れること
【高校生チャレンジルール】
1.高校生3名以下のチーム編成とすること
2.チームメンバーは全員同一都道府県在住、もしくは同じ学校に在籍していること
3.食品・栄養価計算ソフトを使い規定のレギュレーションに沿ったレシピを開発すること
△メニュー形式
1.料理の組み合わせ(バランス・お皿の数)は基本「主食」「主菜」「副菜」とするが、これらの要素が入っていれば一皿でもよい
2.レシピは必ず郷土料理をベースにすること(地元食材を使った創作料理は不可)
3.食材に制限は設けない
4.コストに制限は設けない

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