◇ 自然解凍できる「冷凍おにぎり」実験販売へ
2024/10/10/ 14:00
特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク㈱（東京都品川区、木下昌之代表）は10月15日から都内近郊で、自然解凍で提供できる「冷凍おにぎり」を実験販売する。企業向けデリバリー弁当の製造・販売を行う㈱玉子屋（東京都大田区、菅原勇一郎社長）と共同で行うもの。
「冷凍おにぎり」の特徴は、「米の品質を保った冷凍」を実現していることと、「自然解凍が可能」なこと。従来、米は冷凍すると水分を失い、「蝋のようにポロポロと崩れる」白蝋化がおこる。さらに、自然解凍すると白蝋化が一層進むほか、「表面がべっちゃりする」などの問題点があった。デイブレイクは自社の知見をもとに、商品レシピや調理工程、冷凍方法を調整。自社独自の特殊急速冷凍を施すことで、「炊き立てのような食感」で「自然解凍も可能」な「革新的な冷凍おにぎり」を開発したという。
玉子屋は、必要な分だけ解凍することができることから、「食品ロスを最小限に抑える」ことができるほか、「製造ラインのアイドルタイムで調理できるため、忙しい時間帯を逼迫させることなく、新メニューの追加ができる」などのメリットがある。実験販売は、玉子屋の一部有人店舗10拠点で実施。期間は11月８日までの平日18日間。１個180円（税込）。デイブレイクは、「この取組みを足がかりに、さらなる製品開発や市場拡大を目指す」としている。
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