◇ セブン&アイHD第2四半期は増収減益で通期業績予想も下方修正、中間持株会社を設立へ

 ㈱セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は10月10日、令和7年(2025)2月期第2四半期決算を公表した。連結ベースで売上高6兆355億34百万円(+8.8%)、営業利益1,869億96百万円(▲22.4%)、経常利益1,672億20百万円(▲26.3%)の増収減益で、四半期純利益も522億42百万円(▲34.9%)を計上している。
 セグメント別に見ると、国内コンビニエンスストア事業は、営業収益が4,623億68百万円(▲1.8%)、営業利益1,277億12百万円(▲7.8%)となった。スーパーストア事業の営業収益は、7,245億43百万円(▲0.6%)、営業利益は35億14百万円(▲20.7%)だった。
 これらを受け、通期業績予想を下方修正している。主な理由を、「子会社の7-Eleven, Inc.で客数が想定を下回り、商品の売上・粗利が減少。また子会社の㈱イトーヨーカドーネットスーパーの事業撤退で、関係会社事業関連損失として458億77百万円の特別損失を第2四半期に計上したため」と説明している。修正後の業績予想は以下の通り(連結ベース。カッコ内は順に修正率、修正後の前期比増減率)。
△売上高11兆8,790億円(+5.6%、+3.5%)
△営業利益4,030億円(▲26.1%、▲24.6%)
△経常利益3,560億円(▲29.1%、▲29.8%)
△当期純利益1,630億円(▲44.4%、▲27.4%)

 同社は同日付の経営会議で、中間持株会社「㈱ヨーク・ホールディングス」の設立を決めた。同社の完全子会社として、同社グループの食品スーパーマーケット事業、専門店・その他事業を統括するもの。資本傘下に入るのは、以下7社とそれに帰属する連結子会社24社、持分法適用会社7社の計31社を予定している。株式公開に向け、戦略的パートナーの招聘を通じた持分法適用会社化の検討も開始するという。
△㈱イトーヨーカ堂
△㈱ヨークベニマル
△㈱ロフト
△㈱赤ちゃん本舗
△㈱セブン&アイ・フードシステムズ
△㈱セブン&アイ・クリエイトリンク
△㈱シェルガーデン

 また、社名を「7-Eleven Corporation(仮)」に変更する予定だと発表。理由を「統合されたマネジメント体制のもとグローバルCVS戦略にフォーカスするため」と説明している。来年5月の株主総会に付議する運び。

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