◇ 4大製粉が相次ぎ小麦粉価格改定、強力▲45円、中・薄力+65~70円、内麦▲20~25円

 国内製粉会社の4大大手が、10月11日から16日にかけて相次いで業務用小麦粉価格の改定を発表した。改定理由は、いずれも「輸入小麦の政府売渡価格が、10月1日から5銘柄平均1.8%引き下げられたこと」と、「動力費などが上昇していること」をあげている点で共通している。また価格改定といっても上げ下げ混在している点も共通しており、概ね強力粉が45円の値下げ、中力粉・薄力粉が65~70円の値上げ、内麦(国産小麦粉)が20~25円の値下げといった傾向。改定価格は、いずれも来年1月4日納品分から適用する。25㎏あたり改定幅(税抜)は以下の通り。

 △10/11 日清製粉㈱(東京都千代田区、山田貴夫社長)
強力系小麦粉 ▲45円
中力系・薄力系小麦粉 +65円
国内産小麦100%小麦粉 ▲20円

 △10/11 ㈱ニップン(東京都千代田区、前鶴俊哉社長)
業務用強力系小麦粉 ▲45円
業務用中力系・薄力系小麦粉 +70円
業務用国内産小麦100%小麦粉 ▲25円

 △10/15 昭和産業㈱(東京都千代田区、塚越英行社長)
強力粉・準強力粉 ▲45円
中力粉・薄力粉 +65円
内麦100%粉(一部銘除く) ▲20円

 △10/16 日東富士製粉㈱(東京都中央区、宮原朋宏社長)
強力・準強力小麦粉 ▲45円
中力・ 薄力 小麦粉 +70円
内麦100%小麦粉(一部銘柄除く) ▲20円

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