◇ ヤマタネ、埼玉の米生産法人・中森農産に出資
2024/10/18/ 14:30
㈱ヤマタネ（東京都江東区、山﨑元裕会長、河原田岩夫社長）は10月18日、米・麦など農産物の生産・加工法人である中森農産㈱（埼玉県加須市、中森剛志代表）に出資したと発表した。出資額は「非公表」。
中森農産は平成29年（2017）２月設立、資本金5,300万円。独自に開発したＡＩシステムを活用して農場運営における経営管理や作業手順を「最適化」し、「経験値に依存しない効率的かつ再現性の高い農場」を運営している。ヤマタネは、中森農産が持つシステム開発力や栽培ノウハウは、米の産地における課題解決に「効果的」としており、９月に設立した農業生産法人㈱ブルーシード新潟（既報）をはじめ、今後運営農地を拡大していく上で「欠かせないパートナーになる」と説明している。連結業績に与える影響は、「軽微」。
また、ヤマタネは同日開催の取締役会で、中間配当の実施を決議した。１株あたり40円、総額４億12百万円は、前期から15円増配、＋１億54百万円にあたる。中間配当と合わせた令和７年（2025）３月期の通期配当予想は、25円増配の１株あたり90円。同社では今年創業100周年を迎えたのを機に、株主への利益還元策を強化するため、段階的に増配していく「累進配当を行う」との方針を示しており、今回の配当もその一環。
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