◇ 木徳神糧、業績予想を上方修正し増配へ、株主優待に「長期保有優遇」新設
2024/10/24/ 15:50
木徳神糧㈱（東京都千代田区、鎌田慶彦社長）は10月24日、令和６年（2024）12月期の連結業績予想を上方修正すると発表した。これに伴い、期末配当30円に特別配当40円を上乗せし、70円（前期差＋20円）とすると決めている。これで年間配当金予想は前期比20円増配の100円。また株主優待の内容を見直し、長期保有優遇を新設している。
上方修正の理由として、「令和６年産新米調達の前倒しを実施しながら主食の安定供給に全力を注いだ」こと。加えて「鶏卵事業を営む連結子会社キトクフーズ㈱を今年１月に吸収合併し、米穀事業や飼料事業との連携を強化したことで、新規顧客の開拓と既存顧客との取引拡大に繋がった」ことなどをあげている。修正後の業績予想は以下の通り（連結ベース。カッコ内は順に修正率、修正後の前期比増減率）。
△売上高1,180億円（±0.0％、＋2.3％）
△営業利益19億円（＋26.7％、▲7.8％）
△経常利益20億円（＋33.3％、▲7.1％）
△当期純利益13億円（＋30.0％、▲12.0％）
増配の理由は、「当期の実績を踏まえ」たものと説明。来年３月の株主総会に付議する運びとなっている。
また10月24日の取締役会で、株主優待制度の変更を決議した。木徳神糧が展開するこども食堂への支援や環境保全活動に共感する株主、長期保有者の増加を狙ったもの。新制度の適用は、12月31日の基準日に株主名簿に記載または記録された株主から。
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