◇ 農水省調べ、集荷数量積み上げ鈍り卸の販売数量減少局面入り

 農林水産省は10月25日夜、令和6年産米流通情報のまとめサイト「令和6年度(2024)米の流通状況等について」掲出データを更新、公表した。それによると、集荷数量の積み上げが鈍ってきはじめ、卸売業者による販売数量は再び減少局面入りしている。

 流通シェア3割を占める大手卸10社の量販店への販売数量は、10月第3週(10/12~18)で前年同期比▲23%、うち令和6年産米(8社集計)は▲19%だった。前週比だと+4%で、うち令和6年産米は+17%。
 また10月第4週(10/19~25)の見込みでは、前年同期比▲21%(うち令和6年産▲21%)、前週比▲1%(うち令和6年産+2%)と、再び減少局面に入っている。

 集荷業者による令和6年産米の10月20日までの累計集荷数量(生産者⇒集荷業者)は前年同期比▲21%と下回り、前回公表時(10月10日まで累計)からの積み上げは+15%(前回+52%)に圧縮された。同じく10月20日までの累計出荷数量(集荷業者⇒卸売業者)は前年同期比+32%で、前回公表時からの積み上げは+21%(前回+35%)に圧縮されている。

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