コクゾウムシ

 代表的な貯穀害虫の一種。学名「Sitophilus zeamais」。鞘翅目(コウチュウ目)オサゾウムシ科。ゾウムシの一種だが、ゾウムシとしては体長2.1~3.5㎜と小さい部類に入る。同属種にココクゾウムシ「Sitophilus oryzae」も。
 飛行能力にも優れているため、貯蔵場所へ容易に侵入できる。穀物に穴を空けて産卵、孵化した幼虫から穀物を食い荒らす。1匹のメスが産む卵は200個以上。気温18℃以下で活動停止、23℃以上で活発に活動する。
 米櫃に入り込んだ場合、成虫なら体表面が黒いので気づきやすいが、幼虫は無色透明に近い白色なので気づきにくい。ただし成虫・幼虫とも水に浮く特徴がある。

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