◇ ㈱コダマの有機発芽玄米、不可抗力の認証失効でJAS表示違反扱いに

 農林水産省は9月20日、発芽穀物製造業者㈱コダマ(宮崎県日向市、児玉富喜夫代表)に対し、有機JAS表示違反があったとして行政処分を下した。商品そのものは間違いなく有機栽培された発芽玄米だったが、販売期間中、不可抗力で有機JAS認証が失効していたため、結果的に表示違反となってしまったもの。㈱コダマによると、消費された商品以外は、自主回収済み。
 有機JAS認証(有機JASマークの取得)には更新期限がある。不可抗力で更新できなかったため、認証が失効していた期間中(昨年3月2日~今年4月18日)、無自覚に有機JASマークを付けて販売していた1万360袋(7,511kg)が、結果的に「違反」となった。
 ㈱コダマが失効に気づき、即座に販売を中止、自主回収に入ったのが今年4月のこと。自ら九州農政局に報告、相談したところ、「違反である事実」に間違いはないため、立入検査など所定の手続きを経て「行政処分」に至った。単に認証が失効していただけで、商品そのものが間違いなく有機栽培されたものであることは九州農政局側も認めている模様だ。

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