出穂

 しゅっすい。穂が出ること。ただし稲の場合、穂が出たその日、あるいは翌日には開花するため、「出穂」と「開花」はほぼ同じ意味。
 開花といっても花びらはない。穂が出ると、頴(がく=後にとなる部分)が開き、白っぽいおしべが出てくる。これが稲の開花。この開花の瞬間に受粉が行われる。稲は自殖性植物のため、おしべの先の葯(やく)が割れて花粉が飛び散り、自家受粉を行う。穂全体の開花→受粉には約1週間を要する。有効茎数の50%が出穂した日が「出穂期」。

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