津田物産、メキシコで日本米をプロモーション
2025/4/28/ 15:45
津田物産㈱(大阪府大阪市、黒川悦春社長)は4月28日、メキシコ・シティで開催された日本の食文化を紹介するイベント「Festival Gourmet Japon」で、日本米のプロモーション活動を実施したと発表した。
高級ショッピングモール「El Palacio de Hierro(エル・パラシオ・デ・イエロ)」の各店舗を会場とし、日本酒・ウイスキー・調味料・和食器など、日本の〝食〟とライフスタイルに関わる商品を紹介。日本米を、日本を代表する高品質な食材として展示し、来場者に対してその品質と魅力を訴求した。
2023年に正式解禁された日本米のメキシコ向け輸出は、メキシコにおける新たな市場開拓の契機となっている。一方、メキシコ・シティは標高2,000mを超える高地に位置し、水の沸点が低いため炊飯が難しいという課題を抱えている。また現地では長粒種が主流であり、短粒種の日本米に対する認知度は未だ低い状況にあるという。
これに加えて、日本米は現地で「高級品」と認識されているものの、その本来の美味しさや調理方法についての理解が進んでいるとは言えない状況にある。このため、単なる高級品としてではなく、味わいや食感、調理特性を含めた本質的な価値を伝える取り組みが不可欠となっている。
津田物産は、今後も市場特性に応じたプロモーション活動を展開し、現地消費者への理解促進を図るとともに、日本米の普及拡大に向けた挑戦を続けていく方針だ。


