余マス

 よます。容器に入っている玄米の重量が目減りしていること。もしくは、目減りをあらかじめ織り込んで余分に玄米を入れておくこと。
 例えば30㎏の紙袋に、30㎏の玄米を詰めたつもりでも、乾燥度合その他「何かの拍子に」玄米の間に空隙が生じ、測ってみると重量が30㎏から若干目減りしていることがある。これが余マス。別に意図的に少なめに入れているわけではなく、回避できない現象。そのため、書類上は必ず「30㎏」ではなく「正味30㎏」と表記される。
 また、あらかじめ目減りしてもいいように、若干多めに入れておくことも余マスと表現する。この「若干」を「余マス分」とも。正確には60㎏で500gほどが慣用的な余マス分にあたる。木製のマス(升)に米など穀物を入れた際、同様の現象が起こることからこの名称がある。

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