◇ 輸出EXPO出展紹介①アイリスフーズ、ジャパンフード、石崎商店、アルファテック

 RX Japan㈱(旧リードエグジビションジャパン、東京都中央区、田中岳志社長)ほかが主催する「”日本の食品”輸出EXPO」が6月19日、東京・江東区の東京ビッグサイトで開幕した。JETRO(日本貿易振興機構)が共催し、農林水産省が協力するもの。日本の食品・飲料を輸出したいと考える企業およそ900社(過去最大規模)が出展している。6月21日まで。米穀関連の商品を中心に、一部展示を紹介する。なお主催者によると、「本展は業界の商談展につき、一般の方の入場をお断りしています」と注釈を付けている。

△アイリスフーズ㈱(仙台市青葉区、大山健太郎会長、北尾利徳社長)
 パックごはん「低温製法米のおいしいごはん」、餅製品「低温製法米 生切もち」「いなりもち」などを中心に展示。同社は、3~4年ほど前から輸出強化の取組みをスタートしており、今回の出展もその一環。「現時点では国は絞らずに、可能性があればどこでも出荷していきたい」という。近年は「パックごはんが堅調」ながら、輸出に力を入れ始めた当初から「餅製品も好評」だという。理由は、「レンジアップで食べられる便利さ」。「海外のかたも忙しい。日本同様電子レンジの普及が進んでいる国も増えており、『時短』になるレンジアップ商品として、餅関連商品が人気」だという。

△ジャパンフード㈱(東京都品川区、佃裕之社長)
 日本ハムグループで農産物の輸出を手掛ける同社は、「ふっくら米粉パン」「お米で作ったまあるいパン」など冷凍米粉パン4種や、「お米で作ったガトーショコラ」など、「米」を切り口にしたコーナーを展開。「もともと、グループ会社の東北日本ハム㈱が山形にアレルゲンフリー食品専用工場をもっていたことから、山形産米を中心に米粉パンなどを作り始めた」という。「グループとして輸出に力を入れていく方針」のもと、米粉製品をアピール。米粉製品は「世界的にはまだ導入時期。グルテンフリーなど、消費者にコンセプトをしっかり伝える必要がある」としており、「まだまだ伸ばしていきたい」とした。

△㈱石崎商店(茨城県茨城町、石崎稔社長)
 「いばらきグローバルビジネス推進協議会」ブースに初出展。茨城産コシヒカリを中心にアピールした。精米の輸出は、「平成23年(2011)の東日本大震災以前は取り組んでいたものの、震災以後は復調できていなかった」といい、「改めて取り組みたい」という思いから出展を決めた。「やはり農家は主食用米を作りたいと思う。若い人に農業に参入してもらうためにも、県の協力を得ながら海外に販路を作って、しっかり売りたい。それが産地の業者の役割」とした。

△㈱アルファテック(山形県米沢市、駒井雄一代表)
 平成30年(2018)に山形大学発のベンチャー企業として誕生した同社。コア技術である「温度制御型粉砕技術」を使い、分散性に優れ、ダマにならない米粉を製造する。「来春から本格的に受託粉砕をスタートする」といい、国内はもとより海外のグルテンフリー市場を視野に、製造技術をアピールしている。水を使わず、一瞬で穀類をアルファ化することから、同社が製造する「Amorfast(アモルファスト)米粉」は、「加水だけで粘りを出す」「素早い吸水」「強い乳化力」などの特長があり、パンをつくると「気泡がきれいに膨らみ、ふわふわな食感を実現する」という。

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