◇ 津田物産の大東流通センターが「FSSC22000認証」取得
2024/7/10/ 11:00
津田物産㈱（大阪府大阪市、黒川悦春社長）は７月９日、精米工場「大東流通センター」（大阪府大東市）が、同社初となるFSSC22000の認証を取得したと発表した。登録日は5月23日。登録活動範囲は「精米製品の製造」。
同社では、２年ほど前から精米の海外輸出に取り組み始めた。そのなかで、「海外ではFSSC22000認証がないと取引が進まない」という課題が明らかになったという。そこで、約１年の準備・教育機関を設け、FSSC22000認証の取得を目指した。「工場の職員はもとより、原料仕入れ担当、営業担当、経営管理担当職員を含め、教育に重点を置いた」といい、「HACCP基準に基づく衛生・安全管理をはじめ、異物、微生物による食品汚染への対応、意図的な攻撃への防御視点での安全確保体制の整備、工場で使用する資材、水、空気の安全など、多様な視点での衛生・安全管理方策」を修得。今回の認証に至った。
FSSC22000は、国際食品安全イニシアチブ（GFSI：Global Food Safety Initiative）により承認された、食品安全の認証スキームの一つ。食品安全マネジメントシステムの国際規格である「ISO22000」に、ISO22000の前提条件プログラムの部分を詳細化したISO／TS22002－1という食品衛生管理基準を追加したもの。
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