◇ 新潟米生産対策会議、「後期栄養の確保」徹底を呼びかけ
2024/7/12/ 12:00
令和5年産米の1等比率が低かった新潟県は、令和6年産米でのV字回復をめざし、「後期栄養の確保」を徹底するよう呼びかけた。7月11日に新潟県が開いた令和6年度(2024)「新潟米生産対策会議」の初会合で、県が言及したもの。
新潟米生産対策会議とは、生育状況・気象状況を踏まえ、今後の栽培管理対策などの周知徹底を図るために実施するもの。委員は、県農林水産部のほか、県農協中央会や全農県本部などで構成している。
議題は、①異常高温に対応した新潟米技術対策、②生育状況と今後の対策――の2点。令和5年産米は、登熟期間全般の記録的な高温と連続無降雨などにより、1等米比率は、コシヒカリ5%、こしいぶき13%と、過去最低を記録。一方、新之助は95%と平年並みを確保した。県は1等米比率の低下を「猛暑により肥料がなくなり、稲がバテてしまった」と分析。そこで令和6年産コシヒカリの生育にあたっては、穂肥窒素施用量や肥料種類の点検・改善や、これまで原則2回だった追肥を3回とするなど、「後期栄養の確保」を徹底する方針とした。
会議では、7月10日現在の生育状況も報告。指標値(生育の目安)と比べ、コシヒカリは草丈が長く、茎数が並みだった。新之助は草丈が長く、茎数が並み、こしいぶきは草丈が並み、茎数が少なかった。いずれの品種も、前回調査(7月1日)から茎数の生育が鈍化している。なお今後、高温気象で生育が進み、幼穂形成期・出穂期とも「平年より早まる」と見込んでいる。
おすすめ商品
【令和5年産】島根県産奥出雲こしひかり10kg
¥4580(税込)
【島根県から直送】神話の里 島根県産奥出雲コシヒカリをお届けします! 奥出雲地方は、島根県の東部の山間地域に位置する豪雪地帯で、古事記に登場するヤマタノオロチ伝説など数々の神話が語り継がれている地域であり、全国でも有数のお米の良食味の産地です。今回、ご紹介する島根県産コシヒカリは、東日本ではあまり流通していないお米です。コシヒカリの特徴である「光沢」「粘り」「弾力」はもちろん、噛めば噛むほど甘みも強くなります。コシヒカリと言えば新潟・東北のイメージが強いですが、島根のお米の負けず劣らず美味しいです。美味しいお米の称号”奥出雲”(商標登録済)を付けてお届け致します。