◇「食品表示に関する消費者意向調査」②10代女性の3割が栄養成分「いつも参考に」

 令和5年度(2023)「食品表示に関する消費者意向調査」結果の連載。第2回は、原材料や、添加物、アレルゲン表示などの理解度を訊く項目をまとめる。それによると、約6割の人が食品購入時に「原材料表示」を参考にしているほか、約5割の人が「添加物」の表示を参考にしていることが分かった。また10代女性の3割が、栄養成分の表示を「いつも参考にしている」と答えている。

〈原材料名〉
△ 「食品購入時に「原材料」の表示を参考にしている」と回答した人の割合(「いつも参考にしている」と「ときどき参考にしている」の合計)は62.7%だった。男女とも、年代が上がるほど、参考にする人の割合が高い。

△ 「原材料表示」の説明として正しい選択肢である「原材料の表示は、原則、使用した原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示されている」を選択した割合は55.9%。半数以上が正しく理解していた。

〈添加物〉
△ 「食品購入時に『添加物』の表示を参考にしている」と回答した人の割合(「いつも参考にしている」と「ときどき参考にしている」の合計)は52.4%だった。男女別に見ると、男性は46.9%、女性は57.5%で、女性のほうが参考にしている割合が10ポイント以上高い。

△ 「添加物表示」の説明として正しい選択肢である「添加物の表示は、使用した添加物に占める重量の割合の高いものから順に表示されている」を選択した割合は、20.2%にとどまった。


△ 安全性に関する情報入手経路は、「新聞、ニュース、雑誌等の記事・広告」が72.0%と最も多かった。次いで「食品会社等のウェブサイト、お客様相談、パンフレット、イベント等」が22.0%、「消費者庁ウェブサイト」が13.1%、「公的機関の広報誌・チラシ・パンフレット」が9.8%と続く。


△ 食品添加物は、影響強化の目的で使用したビタミン、ミネラル、アミノ酸などの添加物が、一部の食品を除き表示されない。このことを示した上で、表示についての希望を訊いたところ、「どのような目的であれ、添加物は購入時の参考にするため表示してほしい」が42.4%と最も多かった。

〈アレルゲン〉
△ 食品購入時に「アレルゲン」の表示を参考にしていると回答した者の割合(「いつも参考にしている」と「ときどき参考にしている」の合計)は28.6%。男女とも、最も参考にしている割合が高いのは10代だった。

〈栄養成分〉
△ 食品購入時など普段の食生活において「栄養成分の量及び熱量(栄養成分表示)」の表示を参考にしていると回答した者の割合(「いつも参考にしている」と「ときどき参考にしている」の合計)は71.2%だった。特に、10代の女性は32.6%が「いつも参考にしている」と答えており、ほかの年代と比べても特出して高い割合だ。

△ 食品の購入時に確認する「栄養成分の量及び熱量(栄養成分表示)」は、「たんぱく質」が59.5%と最も多く、次いで「脂質」、「糖質」が49.8%、「炭水化物」が38.8%だった。

〈続〉

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