◇ 10月「食品ロス削減月間」、農水省ら普及・啓発活動を展開

 農林水産省は9月27日、食品ロス削減月間(10月)に、食品ロス削減に向けた取組みを集中的に普及・啓発すると発表した。消費者庁・環境省と連携して実施するもの。
 農水省では、商慣習の見直しやフードバンクに取り組む食品事業者を公表するほか、「てまえどり」などの啓発活動に取り組む小売・外食事業者・地方自治体を募集・公表する。また農水省YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」で食品ロスに関するショート動画を公開する。詳細は以下の通り。

《農林水産省の取組み》

△食品ロス削減のため、商慣習の見直しやフードバンクに取り組む食品事業者を公表
 「食品ロス削減の日」に合わせ、農林水産省では10月30日を「全国一斉商慣習見直しの日」としている。納品期限の緩和や賞味期限表示の大括り化、賞味期限の延長を三位一体で取り組む食品事業者を、Webサイトに公表。また併せてフードバンク、こども食堂などへの食品の提供に取り組む食品事業者も公表する。

△食品ロス削減のための消費者啓発に取り組む小売・外食事業者、地方自治体の募集

 ポスターや動画などの啓発コンテンツを活用して、「てまえどり」といった啓発活動に取り組む小売・外食事業者・地方自治体を募集する。取組みを拡大するため、応募事業者・自治体の名称と取組内容を、Webサイトに公表する。また情報発信のため、SNSでも発信。募集は10月16日まで。

△BUZZ MAFFでの情報発信
 農水省YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」で食品ロス削減月間中に食品ロスに関するショート動画を公開する。10月中に公開する予定。

《3省庁合同の取組》

△令和6年度(2024)食品ロス削減全国大会の開催

 10月30日、群馬県高崎市で「令和6年度(2024)食品ロス削減全国大会」を開催。主催は、群馬県、全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会。共催は消費者庁、農林水産省、環境省。

「食の環(わ)」プロジェクトの促進

 今年7月、関係省庁で「食品ロス削減」や「食品寄附促進」に加え、「食品アクセスの確保」に向けた取組を、関係府省庁や自治体が一体的に取り組めるように3つの施策を包括する概念を「食の環」と呼ぶことで申し合わせした。共通のロゴマークを使用して、ワンボイスで発信していく。

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