エサ米

　えさまい。飼料用米のこと。別称というか自虐的な蔑称。本来は主食用への販売を想定して生産した米が家畜のエサに供されることを蔑んで、この呼称がある。
　家畜のエサになるからといって、回りまわって（食肉として）人の口に入るのだから、何も蔑む必要はないのだが、感覚的に受け容れがたいようだ。
　近年はかなり抵抗感が薄れ、最初から飼料用への販売を想定して専用多収品種を生産する農業者も増えている。だが、依然として根強い抵抗感を慮ってか、行政用語として「エサ米」が登場することは一切なく、頑ななまでに「飼料用米」という表現を貫き通している。

ごはん彩々

こだわりの特別栽培米

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