食味値

 しょくみち。食べ物の味を数値(指数)化した値のこと。
 理化学検査(成分分析)または官能試験、あるいは双方の組み合わせに基づいて算出される。ただし食味値の計測方法は、実施主体ごと(例えば食味計のメーカーごと)定義がバラバラなため、互いの食味値に互換性は一切ない。例えばA社の食味計で50点だったものがB社の食味計だと100点、ということが往々にして起こる。
 これは、「100点満点で基準点(例えば60点)を上回ると美味」とする社がある一方、そもそも100点を基準点に置いている社もある、といったことから発生する。
 米の場合、以前は食糧庁(当時)の主導で、食味計のメーカー同士、規格を統一しようと目論み、公的な検討会まで設置したこともあったのだが、ついに統一化は叶わなかった。理化学分析に採用する成分も、アミロース、水分、蛋白質、脂肪酸化度といったもののほか、炊飯米の糊化層(いわゆる〝おねば〟)の厚みこそ食味の主体であると主張する社もあり、バラバラのまま現在に至っている。

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