食料自給率

 しょくりょうじきゅうりつ。国内の食料消費が、国産食料でどの程度賄えているのかを示す指標のこと。
 世界的には「重量ベース」で表現するのが一般的だが、日本では現在、「供給熱量(カロリー)ベース」と「生産額ベース」を併記して表現している(ただし、品目ごとには重量ベースも採用している)。重量があるにもかかわらずカロリーの低い食品、例えば野菜や果樹といったものの「寄与」が反映されないという、主に生産側の「都合」から、「生産額ベース」を併記するようになった。
 「供給熱量ベース食料自給率」は、「日本食品標準成分表」に基づき、食品(農産物)の重量を供給熱量に換算した上で、各品目を足しあげて算出する。最新・令和4年度(2022)の供給熱量ベース食料自給率は、38%(37.64%)。
 「生産額ベース食料自給率」は、「農業物価統計」の農家庭先価格などに基づき、重量を金額に換算した上で、各品目を足しあげて算出する。最新・令和4年度(2022)の生産額ベース食料自給率は、58%(58.03%)
 別途、「飼料自給率」もあって、最新・令和4年度(2022)は26%。畜産物の自給率は本来、高水準なのだが、供給熱量ベースでも生産額ベースでも畜産物は「飼料自給率を乗じる」ことになっているため、著しく低下する傾向にある。

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