スクミリンゴガイ

 リンゴガイ科(Apple snail)の一種である淡水棲大型巻貝。学術名Pomacea canaliculata。稲の害虫の一種にあたる。俗に「ジャンボタニシ」と呼ばれるものの、タニシ科ではない。
 南アメリカ原産だが、日本では昭和56年(1981)、台湾から食用に持ち込まれたのが起源。つまり外来種。最盛期である昭和58円(1983)には全国に養殖場が500か所以上も作られたものの、正直なところ美味と言えないことから需要が伸びず、採算が悪化したため、次々に廃棄されてしまった。
 これらが野生化したのが現在のスクミリンゴガイ。特に稲を食害することから、昭和59年(1984)にはもう「有害動物」に指定されている。防除法としては、収穫後の圃場への石灰窒素の散布、冬期の耕耘、水路の泥上げ・農業機械の洗浄、圃場内・水路へのトラップ設置、薬剤(カルタップ粒剤)の育苗箱施用、浅水管理などがある。天敵であるアイガモを放す農法もあるが、これはこれで課題がある。

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