胴割粒

 どうわれりゅう。胚乳部に亀裂が生じた米粒のこと。単に胴割とも。
 農産物検査法上、搗精歩留りの低下要因の一つ。落等理由の一つでもあり、「被害粒」の一つに分類される。「粒平面に横一条の亀裂がすっきり通っているもの。粒平面に完全に通っていない亀裂が横二条、他の粒平面から見て発生部位の異なる亀裂が横二条あるもの。粒平面に完全に通っていない亀裂が横三条以上あるもの。粒平面に亀裂の程度を問わず縦に亀裂のあるもの。粒平面に亀甲型の亀裂のあるもの。ただし、醸造用玄米を除き損傷が軽微で精米の品質、精米歩合に影響を及ぼさない程度のものを除く」。

 亀裂が広がり、分割されてしまった米粒も胴割の一種だが、こちらは砕けた米粒の意味で「砕米」あるいは「砕粒」と呼ばれる。
 胴割の発生要因は、生産と乾燥調製段階の2種ある。生産段階では、いわゆる高温障害の一種で発生すると考えられている。出穂後の高温や登熟期にある稲の栄養不足、あるいは人為的なものとして、同じ時期の水管理の失敗や刈り遅れも原因となりうる。乾燥調製段階の場合、急激な高温乾燥が発生原因となりやすい。これも色選でなら取り除くことができる。

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