トビイロウンカ

 稲の害虫として代表的なウンカ類の一種。学名は「Nilaparvatalugens Stal」。
 被害は、飛来する世代や第1世代で発現することがほとんどなく、第2~第3世代の幼虫や成虫によってもたらされる被害がほとんど。長い口を稲の茎内の導管などに直接さして水分や栄養分を吸いとる。特に出穂期以降に多発すると圃場の一部が萎凋して枯れる、いわゆる「坪枯れ」に至る。また被害が同心円状に広がっていくため、見過ごせば圃場全体が枯れてしまうことも。
 日本で発生するトビイロウンカは梅雨期、ジェット気流に乗って中国大陸から飛来してくる。結果、日本では晩夏から発生量が増えるため、「秋ウンカ」の異名も。飛来する時期が早く、飛来数が多いほど、結果としての発生量は増える。
 また成虫に長翅型と短翅型(ダンゴ)の2種あって、飛来してくるのは全て長翅型。圃場で増殖する雌は短翅型が多い傾向がある。短翅型が多いほど増殖率が高くなるため、短翅型が多い年は多発年になりやすい。

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