ばか苗病

 ばかなえびょう。馬鹿苗病。イネに発生する代表的な病害の一つ。原因菌は「イネばか苗病菌」(Gibberellafujikuroi)で、子嚢菌の一種。
 開花した種に付着した胞子が、幼苗の発芽と同時に発芽、生長促進ホルモン「ジベレリン」を分泌する。これにより感染した苗が著しく徒長、正常な固体のほぼ2倍に達するのが特徴。つまり「ばかみたいに大きくなる苗」からこの名称がある。
 症状が進むと、葉色が薄くなり、節間が長くなり、倒伏しやすくなる。にもかかわらず分蘖が少なくなり、単収を落とす。食味も低下。したがって防除には、種段階の消毒が有効。かつては殺菌剤ベノミル・チウラムが「特効薬」的な位置づけにあったが、最近では耐性菌が増えてきたため、ほとんど使われることはない。現在ではペフラゾエートやプロクロラズといった「EBI剤」が用いられることが多い。塩水選後の温湯消毒も効果が高い。

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