相対価格

 あいたいかかく。主に集荷業者が卸売業者に相対取引で米を売り渡す際の契約価格のこと。言わば卸売価格。特にJA系統が卸売業者に売り渡す際の契約価格を指すことも。
 といっても個別の売り手と買い手の取引の結果なので、その実値が明らかになることはない。ただし、監督官庁である農林水産省には食糧法に基づく報告徴求の権限があることから、これを1か月に1回集計して、産地品種銘柄ごとに加重平均して公表している。
 集計対象は、①年間の玄米仕入数量5,000t以上の全農都府県本部、道県経済連、県単一農協、道県出荷団体と、②年間の直接販売数量5,000t以上の出荷業者。農林水産省によると、これで全ての相対取引契約の大半を占めていると言われている。
 だが集計から公表まで約2週間のタイムラグがあるため、公表される相対価格は「過去の価格」に過ぎない。ところが日本の米には現在、公的な市場がほとんど存在しないため、「過去の価格」といえど、相対価格が唯一の価格指標となっている。

ごはん彩々

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