縁故米

 えんこまい。生産者が親類縁者らに無償または有償で渡す米のこと。
 縁故米の数量は推計するしかないが、毎年ほぼ一定率(無償縁故米+自家消費で16%前後)のため、全体需給への影響は少ない。ただし縁故米の存在は、一般販売玉の売れ行きに大きく影響する。
 例えば、地方に在住している生産者が、都市に出た親類縁者へ、毎年恒常的に送るパターン。この場合の縁故米の「発生」時期は、出来秋直後に集中するため、この期間中は量販店などで売っている他の一般米の売れ行きが鈍る。このため縁故米が「終わる」毎年11月下旬~12月下旬になってからでないと、他の一般米は本格販売に移行できないという現象が起こる。
 縁故米「発生」のピーク時期はもう一つある。年末年始に里帰りした都市在住者が、郷里で土産に縁故米を持ち帰るパターン。これこそ「縁故米シーズン」と言われ、年始直後は他の一般米の売れ行きが鈍ることになる。

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